6月4日~6日横浜で透析医学会があり、今年は現地開催とWebの両方でしたので、久々に現地での学会に行ってきました。やっぱりビールでなくても生がいいです!自分には(笑)。
腎性貧血への新しいお薬と、それに必要な鉄補充をリン制御と共に行える有用な薬が今はあります。これに関し、腎不全患者様の貧血と骨ミネラル代謝異常の病態解明に関するセッション・引き続き興味を持っている栄養のセッションなどを聴講し勉強してきました。
自分は、亜鉛補充を長期リスクなくシンプルに行う投与法を発表し、工学技士と管理栄養士からは濾過透析の新しい手法と継続的栄養指導の発表で、いずれも次につながる発展性を持った佳い研究でした。皆さまへの日常診療に還元できすよう努めていきたいと思います。
さて、梅雨寒のあと暑夏がやってきます。
南から太陽直撃の当クリニックでは透析室の室温調整が難しくなる季節です。腎不全によって代謝の低い患者さま方にできるだけ配慮したいと思っております。
コーナーごとや時間ごとの室温調整と湿度調整、対流促進の他、個別には液温調整や、アイスノンあるいはゆたぽん大活躍で乗り切りたいと思います。
患者さま方はお持ち込みご希望の機器がおありでしたら、可能ですので、スタッフへご相談ください。
処方透析(個別の透析条件設定)の観点からご利用いただく機械・ベッド位置が限定される場合がありますが、なるべく快適にお過ごしいただけるよう努めます。
引き続きよろしくお願い致します。